|
 |
リニア・スムーサー開発物語 |
(第6巻第1号) |
世界初発売 平成7年(1995)7月20日 発表
●電気剃刀革命
平成6年(1994)2月に私は松下電工(株)取締役に就任した。私は電器事業グループの主力商品である電気カミソリを何としても世界一の商品に仕上げる責任を負っていた。しかし、私自身はそれまで、一度も電気カミソリの企画開発にタッチしたことはなかった。だから事業部に対して、誰もが真に電気カミソリではNationalが世界一だ、BRAUNではないと認める製品を開発せよ、と冷たく言い放った。
それまではあの自社製品に厳しい丹羽会長ですら、電気カミソリはNationalが一番だと公言していた。私の発言は”カミソリを担当したことが無いから、カミソリをわかっていない”と反発を買った。しかし、私はBRAUNはともかく、更に切れ味鋭い製品を創らねばダメだと真に思っていた。それは西洋剃刀やプロの理髪師の顔そりに切れ味で負けない本当に最高の品質を誇る商品の創造を意味していた。
そして平成7年7月、遂に我々は世界性能をはるかに凌ぐ最高品質の電気カミソリの開発に成功した。それが、このリニアスムーサーES881だったのである。 |
 |
 |
リニア・スムーサーES881Cの新商品レポート(1995.7.20) |

1996年5月13日号日経ビジネス誌広告 |
 |
1997.8.1(平成9年) BRUTUS 誌 |
 |
|